2016/03/01

「自転車捨て場」という秀逸な「コピー」を考えたのは元々は「伝え方」が大の苦手だったのを克服したコピーライター


 私も「伝え方」苦手ですからね。
 青木無常でございますよう。


血の叫び2



「伝え方」が苦手ですから、その「伝え方」のスペシャリストが元々は私と同じ「伝え方」弱者であったときくと、非常に勇気がわいてまいります。



 というわけで、前回は迷惑な放置自転車を撃退する魔法の言葉「自転車捨て場」と、どうやってそういったたぐいの「伝わる」言葉を構築すればいいのか、という点についてのニュース記事をご紹介いたしました。



 それには

「自分の頭の中をそのまま言葉にしない」
「相手の頭の中を想像する」
「相手のメリットと一致するお願いをつくる」

 という3段階のステップを踏めばよい、というのが前回のご報告の主旨であったわけですが。



 それでは、この秀逸な「コピー」と、その裏にある法則を指南してくれたこの記事の著者のかたはいったいどういうかたなのか、という興味深い疑問に対する答えの片鱗を、本日はご紹介させていただきますのですよ。


 ネタ元は前回と同じニュースサイトの記事。


ダイヤモンドオンライン
困った自転車放置! ある看板をつけたら放置がなくなる、 そのコトバとは?
http://diamond.jp/articles/-/33371



  ☆コピーライターに配属された理系の記者が気づいたこと


 このダイヤモンドオンラインの記事を書いたのは『伝え方が9割』という本の著者の佐々木圭一さんというかただそうです。

 この人はもともと「伝え方」がたいへん苦手だったそうで、そのために進路も理数系を選び、大学でロボットを勉強していたんだそうですが。

ロボット


 それが逆におもしろがられて、公告会社に入社したんだとか。

 ところがなんと!

 その入社した公告会社で、こともあろうに配属された先がコピーライターだったんだとか。



「伝え方」が苦手だったのに、その「伝え方」がすべてといってもいい部署にまわされてしまったというわけです。



 当然のごとく苦手なことを毎日やらされたいへんなストレスに悩まされた。



 で、奮起して必死で

いいコトバが集まっていると言われる詩集、書籍、名作コピー集を読みあさりました。心を打つコトバ、感動的なコトバに出会うたびに、ノートに書き写し
たのだそうです。



 すると、ある法則が見えてきた。



  ☆気づいたのは言葉の「共通性」


 言葉が似ていることに気づいたんだそうです。
 単語が似ているのではなく、構造が似ている、と。すなわち

「考えるな、感じろ」 燃えよドラゴン
「ちっちゃな本が、でかいこと言うじゃないか」 講談社文庫の広告
「事件は会議室で起きてるんじゃない!?現場で起きてるんだ!!」 踊る大捜査線

 この3つの例文に、ある共通性があることに気づいたのだそうです。



  ☆「正反対」の言葉を使っている


 わかりますか?

 この3つの例文に、共通する要素。

血の叫び1


 私は見当もつきませんでした…(^_^;)(´_`。)

 なので早々に答えをぶちまけちゃいますが、

考える←→感じる
ちっちゃな←→でかい
会議室←→現場

 つまり、どの文言も「正反対」の言葉を盛り込んでいる。

 これは偶然ではなく、狙ってやっているのではないか、と作者のかたは考えたのだそうです。

別に「事件は現場で起きてるんだ!!」だけでも伝わるのに、なぜ正反対の「会議室」とあえて言っているのか?
ということですね。



  ☆心を動かす言葉には「法則」がある!


 この体験をきっかけに、佐々木さんは

「心を動かすコトバには、法則がある」
という確信を得て宝の山を発掘するがごとく、見つけた法則の切れ端を元に「伝え方」という武器をつぎつぎに発見していき、ついには数々の賞をもらうまでに一気に変貌していったということなのだそうで。

 そのひとつの集大成とでもいうべきものが『伝え方が9割』という本。

 私もまさに今この瞬間、こんなギクシャクしたブログを書いている己が身をふとふりかえってしまったので、購入して実践したほうがよさげでございますな。いやはや。


  ☆「自転車捨て場」は考えかたとしては秀逸だが…


 で、前回記事の冒頭にも記したとおり、実際に「自転車捨て場」という立て札を立てることを実行したとしたらどうなるか…という疑問の延長上に、これちょっとまずいことになるんじゃないかという危惧もまた浮上してしまいましたので。

 心理学のテクニックからは離れてしまうんですけど、次回、そのことについてふれます。


血の叫び3



 ふれます、が! (^_^;)

 実をいうと私にはその疑問に対する答えをひねり出す法律的な素養がまるでありませんので。

 結論とかは出していません。

 疑問を投げかけるだけ投げかけて、放置させていただきますので、よろしく。



 というわけで、放置を撤去されないうちに本日は以上。次回もよろしく。_(_ _)_
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~












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