2015/12/02

物語の“アクションシーン”に質がいいとか悪いとかあるんだろうか?


 アクションそのものの出来不出来、という話ではなく。
 青木無常でございますよ。



 私、子どものころはアクション映画って食わずぎらいしてたんですよね。

 いわゆる、人間対人間のアクションの話ですけど。





 なんか、自分の受け入れられる種類の話ではないと勝手に決めつけていたんじゃないかと記憶しているんですけど。

 で、物語のつくり手としてはものごころついたときからそうだったんですけど、ある時点で、このままじゃ「足りない」と、ふと思い立ちまして。



 きらいというより苦手な(当時はそういう心境にシフトしていたんス)アクションも自分の物語のなかに盛りこめるようになりたい、と。

 そう思って、お手本に選んだのが。


 まず、望月三起也先生の代表作にして金字塔である『ワイルド7』。

 テレビドラマの存在も知っていたけど、私が手にしたのはもちろん漫画のほう。

 いやあ。

 目からうろこでしたね。





 世の中にはこんなすごいものが存在していて、おれはそれを毛ぎらいして手を出してみようとすら思っていなかったのか、と。

 アクションはもちろんのこと、伏線の張り方とかキャラの見せかたとかシーンの構築のしかたとか。

 いろいろなものを目のあたりにさせてもらいました。

 もちろん、伏線はるだけはりまくっておいて(忘れて?(^_^;))解決なし! という反面教師もこの作品には随所で見られる特質ではあったのですがね(^_^;)。



 もうひとつが、ジェームズ・ボンドが大活躍の「007」シリーズ。

 これはこれで激しく感銘を受けると同時に、これはすでに愛読していた寺沢武一先生の『コブラ』はキャラ造形にかなり影響を受けてたんだな、と改めて気づいたりもいたしました。

 エスピオナージュものというのに手を出したのもこれが初めてだったんですが、ここまで派手めちゃでやりたい放題なお話だとは思っていませんでした。(^_^;)







 というわけで、いまではアクションものも大好きなんですけど。



 動画で表現することを最終目標のひとつとしてもいる以上、つくり手としてのテクニックとか視点も自家薬籠中のものにしたいとは思っておりますので、そういった観点で目についたニュースがございまして。


コタク・ジャパン 2015/10/26 11:00 pm
【考察】なぜ映画のアクションシーンを作るのは難しいのか?
http://www.kotaku.jp/2015/10/why-its-so-hard-to-make-a-good-action-scene.html


 内容としては、いろいろ小ざかしいことノベられてます。







 たとえば、アクションは見た目だけでなくキャラの感情が反映されていなければならないだとか。

 ま、キャラの感情が反映されていればよりよいのは論を待たないけど、そうでなければすべてよくないかというと、そんなこともないと私は思いますがねえ。



 あるいはごまかしではなくはっきりくっきり正々堂々と見せなければならない、とか。

 これはこれで正論なんでしょうけど、別に画面が激しく揺れててよくわからなかったり目で追えないほどスピードの速いシーンだったり、てのも否定するほどのことではないんじゃないか、とも思うし。



アクションとリアクションが同じショットに収まっていることも重要。
というのは、なるほど、そうなのかな、という感じですが。







 この記事のなかで悪い例としてあげられている『キングコング』の「恐竜が将棋倒しになるシーン」というのがどういうシーンか覚えてないけど、別に悪いってほどでもないんじゃないか、とか思うし。



『スター・ウォーズ』新3部作のアクションシーンが感情置いてきぼりになってるからってゆわれても。





 たしかにそうカモしれんけど、だからって新3部作の数々のシーンの見ごたえのすさまじさを否定されるような謂れはねーよ、と激しく主張したいところ。

 だって新3部作のアクション見てから旧3部作のベイダーvsオビ・ワンとか動画の例にあげられてる最後のルークvsベイダーのシーンとか見せられても…正直、逆にお粗末さが目につくように思えるんだけどね。

 ルーカス自身もいいわけめいた口調で「旧3部作のライトセイバー戦は老人同士の闘い」とかいってたよなあ、たしか。


Why Do Action Scenes Suck?



 なんかえらそうにいろいろノベてるこいつらに、どれだけ「アクション」がわかっているのかと逆に説教くれてやりたい気持ちがむらむらわいてきそうな内容ではございまして。(^_^;)



 ま、この動画の中に出てくるアクションシーンは…

 …個人的には(槍玉にあげられているだろうシーンも含めて)見ごたえあるものがほとんどなんじゃないか、とは思うのだが。





 ただし、なぜ現実にはアクションシーンはどうしようもないものばかりなのかという命題に対して

それは単純に難しいからです。素晴らしいチーム、セット、予算といった条件の他に、辛抱強さ、練習、根気強さが必要になります。そして、格好いい振り付けとそれを捉える撮影技術、レイヤーが素晴らしいストーリーテリングと活動的な動きに乗って、初めて素晴らしいアクションシーンは誕生するのです。
と結んでいるのには、つくり手側として諸手をあげて賛成せざるを得ない。

 私なんざ、どこからどうやって手をつけていいかすら、途方に暮れてる状態なんでね…。



 ま、やってみなけりゃわからんってのはわかってるので本日は以上。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~












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