2015/07/18

飾る以外に実用性が見出せない“本物の”戦闘用(?)巨大ロボ「クラタス」を制作した「水道橋重工」っていったい、なに?


 はっきりいって何かの組織とか企業というイメージですよね。
 青木無常でありますよ。



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  ☆「水道橋重工」が製作した世界初の搭乗型巨大ロボ「クラタス」


 人間が搭乗して操作可能な「自作」の巨大ロボ「クラタス」。

 億という単位を費やして作成されたこのロボットは、同時に「戦闘用」であることも謳われており、BB弾(サバイバルゲームなどで使うおもちゃの弾丸)を連続射出可能なガトリングガンなども装備している。


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 油圧駆動の4つの車輪がついていて、時速10km(くらい)で走行可能。



 公道で走れるかどうかは法律的に微妙なところなんじゃないかとは思うんですが、実際に走っているところを撮影した動画もあります。



KURATASの乗り方 - 水道橋重工



 クラタスのPRビデオですな。
 購入検討者向け、という体裁で作成されている動画。




  ☆15年7月現在、販売は中止されている模様(´ω`。)


 ちなみに、ちょっと前までAmazonに実際に販売ページが存在していたのですが、現時点では「在庫切れ」で再入荷予定もなし、とされてしまっています。(。-_-。)

※いま確認したら再び価格まで明記の状態に復活している模様。なんなんだ…(^_^;)


 一時期は価格まで明記されていたのですが、今回の挑戦状関連のニュースが流れたときに開き直してみると価格の部分が消滅してしまい、上のページが出るようになった感じ。

 残念です。
 ま、販売再開されても購入は不可能だけどな! (`▽´)

 本当に、アメリカとの勝負に備えて雑音をシャットアウトにかかったとか、そういう方向ならそれはそれでうれしいんですけどね。



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  ☆動画の凝りようもリキ入りまくり!


 ともあれ、動画は「ご注文を検討」している人向けに安全にクラタスを操縦するための注意事項をガイドする、という体裁で作成されており、搭乗のしかたから解説されているという凝りよう。(`▽´)

 それにしても、このガイド役のお姉さんはとってもキュート。
 クラタスに乗りこむ際のヒップラインとか、特に(*^_^*)。

 装着を推奨されている「ヘッドプロテクター」もカコいいですよ。

 これも(既製品でないとしたら)製品としてふつうに売っても売れそうなデザインですよ。

 ヘルメットといわないところもすてき。


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 そしてコックピットを閉じたあとに出てくるディスプレイ画面のかっこよさときたら、もう!

 操縦原理や走行、「予測不能な軌道が脅威となる」武器(「たまに標的に当たる」らしい)とかの紹介とつづいて、詳細に語りたいのは山々ですがキリがないのでやめておきます。(´ω`。)


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 さらに、搭乗型と紹介しましたが、スマホとかから遠隔操作もできるらしい。うひゃー。

 悪の組織の構成員とかががOSハッキングしたら「あるときは悪魔の手先」と化す、つーわけだな。(`▽´)

 とにかく、すてき。いろいろと。(^_^)



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  ☆じゃあ「水道橋重工」って?


 この「クラタス」の制作にあたったのが「水道橋重工」。



 すさまじく趣味的なプロダクトであることは確か。

 なので、おそらくはかなり趣味的な人間の集団なのではないかなどと漠然と想像はしていたのですが。

 このブログでも何回か「クラタス」に言及してきたにもかかわらず、水道橋重工に関してはあまりはっきりしたイメージもわかない状態のままでした。




  ☆搭載されているOSは「V-SIDO(ブシドー)」というものらしいが…


 まったくの偶然で、ぜんぜん別のラインから発見していた「V-SIDO(ブシドー)」という「ロボットのためのOS(オペレーションシステム)」が、実はこの「クラタス」の動作の制御系として採用されていると知ったものの、そこもあまり掘りさげぬまま。

 個人として開発されたらしいこの「V-SIDO」が、ソフトバンクのグループ企業として動き出したりとか。

 それが楽曲解析システム「Songle」と組み合わさって、ロボットにリアルタイムで楽曲にあわせて躍らせることができるようになったらしいとか。

 報告はしてきたものの、たまたま目についたまでのこと。



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  ☆寝耳の水の「クラタス」をめぐる急展開!


 そんなおり、アメリカで(おそらくは)似たような経緯で製作された搭乗型巨大ロボット「メガボット2」の製作チームが、なんとこの「クラタス」にバトルをやろうと挑戦表明

 しかも、日本側もほとんど間髪いれずその挑戦を受諾

 俄然おもしろさが激増しつつある展開に興奮しつつ、ようやくのことで概要くらいはわかる程度に調べたらいろいろ情報が出てきたので。

 せっかくだから、ここでひとつ、軽いまとめの意味もこめてご紹介したいと思います。



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  ☆「水道橋重工」とは「鍛冶師」と「技術者」による制作チーム


 で、じゃあそもそも「水道橋重工」っていったいなに?
 という点なのですが。



 いつもならこういう局面で頼りにしているWikipediaが、意外なことにまだ項目が立っていない模様。残念。

 かわりに、NAVERまとめにわかりやすい(かつ、写真も多めな)記事がありました。


NAVERまとめ 2013年02月15日
三菱重工でも篠原重工でもない「水道橋重工」がカッコいい件
http://matome.naver.jp/odai/2134871997630456501


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 先日の記事で実はこのサイトへのリンクも仕込んでおいたので、リンク先をきっちり確認されてたんならすでにこの記事もご覧になってるでしょうけど(^_^;)。

 こちらによると、なんと「水道橋重工」というものものしい名称の組織を構成するメンバーは(現時点では)、たったの二人!
 らしい。

倉田光吾郎と吉崎航による制作チーム

倉田 光吾郎は鍛冶師、造形作家。吉崎航は技術者。
驚きでありますな。

 前回のクラタスの記事で、制作者が倉田光吾郎さんというかたであることは紹介してありますが、まさかこのかたと「V-SIDO」の開発者のかたのたった二人のチームだったとは。( ; ゜Д゜)

 驚愕の事実でありました。(^_^;)

 イメージ的には、ハードとしての巨大ロボを何人かで制作なさってて、それを制御するためのOSとして「V-SIDO」が採用されたとか、そんな感じで考えていましたので。

 まさかその前半部分が、おひとりで制作されたものだったとは…( ; ゜Д゜)



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  ☆倉田光吾郎という人はどういう人かというと


 しかもこの倉田さんというかたは、「鍛冶師」であり「造形作家」だと…
 なんのことやらよくわかりません(^_^;)。

 ところがWikipediaには現在、水道橋重工やクラタスの項目はできていないけど、この倉田さんに関するページはすでに存在する。


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 それによると、ご父君が「鍛冶師」で、幼少より「西洋鍛冶」とやらに親しんできたらしい。

 で、高校生のころの作品が何かの賞を受賞して「鍛冶、造形」の道に進む、と。
 まだなんだかよくわかりませんな。

「造形作家」はともかく、この製鉄の時代に「鍛冶師」とかゆわれてもねえ…(^_^;)



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  ☆実物大ボトムズ


 その後、あの「装甲騎兵ボトムズ」に出てくる主要メカのひとつである「スコープドッグ」を元にした実物大モデルを制作、公開して話題になったのだとか。


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 クラタスにつながる要素はこのころから顕在化していたようです。(`▽´)




  ☆なんでも作る人


 で、まだよくわからんので、外部リンクとしてWikiに紹介されている公式サイト「なんでも作るよ。」を開いてみると。

 出てくるでてくる、おかしなものが次から次へと(^_^;)。



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 前述のスコープドッグの記事もあるし、ヤフオクで買った中古(というよりは廃品?)のFIAT500(昔のカコいい車)と、これもヤフオクで買ったユンボ(キャタピラのついている穴をほる重機)を合体させて「フィアット-チンクタンク」なるものを制作したり(リンク先には動画もあり)。

 後者は簡単にいってしまうと、赤くてぴかぴかのかわいいちっちゃい自動車の下部に、ごっついキャタピラを組み込んで( ; ゜Д゜)前部にドーザーまで装着したという、笑えるシロモノ。(`▽´)

 フィアットのラブリーなお尻から覗く、ごつすぎるユンボのエンジンがまたなんとも…(`▽´)



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 さらに後にはふつうのフィアットのリストアもしているのだが、何かがもの足りなかったらしく、車内にダイヤル式のアンティークな電話を装着。

 なんか知人に頼んで携帯につなげたとかつなげないとか。



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 どうも、だんだんわかってきたような気がする。




  ☆製品にしたらマニアに売れそうな「タイプライター型キーボード」


 さらに、マックを改造(?)して「デスク一体型大型マック」というシロモノを作成。

 これまたアンティークな調子の机に、タイプライター(キーボードのかわりに組み込んだらしい)と黒電話の受話器(マウスのかわり)、さらにはダイヤル(テンキーのかわり!)。

 ディスプレイには言及がないようだけど、なんかこれも写真見る限りだとブラウン管テレビみたいな感じのものが机の横に鎮座ましましている。

 それを支えるアームらしき物体は、これはもう完全に!
 スチームパンクだ! (`▽´)(`▽´)(`▽´)(`▽´)



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※こちらのリンク画像はイメージ画像として使用しています。記事内容との直接的なつながりはありません。




 写真がセピア調なのも、もちろん狙ってのことだろう。



 スチームパンクなどと決めつけると、当の本人には困惑されるか下手すりゃ反発を招いてしまうカモしれないが…



 なるほど。
「鍛冶師」にして「造形作家」。
 イメージが合致してきた。




  ☆「鍛冶師」にして「造形作家」


 同じ路線で、この人はノートパソコンも自作(改造?)している。すげえ!

 タイプライター型の(スチームパンクな!)PC。
 ふつうに欲しいカモ…(`▽´)

 問題は、かなりタイピングしづらそうだし音もうるさそうなところだけどね。



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※こちらのリンク画像はイメージ画像として使用しています。記事内容との直接的なつながりはありません。




 ほかにも(もうめんどうだからリンクは貼らない(^_^;))ペダルをこぐと天井が開くドームハウスとか、エロいもの作れといわれて作った鉄の花びら(のようなもの?)とか。

 依頼された(この依頼した人自身もかなりヘンな感じの人っぽい)怪しい工場のようなピザ屋の外装内装を制作(この過程でたしかに「鍛冶」をしている写真もあり)とかもしているし、とにかく、おもしろいと思ったものはなんでも作る。



 この公式サイトに「PROFILE」というリンクがあったので踏んでみたら、なんとWikipediaの倉田さんの項につながっていた。

 とぼけた人でもあるらしい。(`▽´)

 とにかく、おもしろい。
 おもしろい人だ。



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 そして根本的に、なにもかも楽しんでやってらっしゃるようで、もうもう、もううらやましい限り。



 きっとこの人、毎日がとっても楽しいぞ。(`▽´)
 いいねえ。
 すてきの極限。(^-^)




  ☆クラタスは最初から量産化も視野に入れていた?


 倉田さんに関してはまだまだほかにも書くぺきこと書きたいことが山ほどあるんですけど、残念ながらもう、充分以上にいつものごとく内容が長くなってきてしまってもいる。

 さらにOSの開発者吉崎さんに言及する紙幅も尽きてきたので、吉崎さんに関してはまたまた項をわけてしまうことにします。

 で、クラタスの全体像について駆け足で解説。



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 倉田さんはクラタスの制作着手当初から(あるいはもっとずっと以前から?)、人型ロボットが世界中にあふれ返っている状態を想定(というか夢想?)していたらしく、量産化は最初から考えていたんだそうです。

 で、量産して何をしたいかというと、なんと。




  ☆ロボット同士のサバイバルゲーム!


 サバゲー。
 つまり、サバイバルゲーム。

 ロボット同士のサバイバルゲームか。
 壮大きわまる遊びじゃのう。(`▽´)
 場所とかも、相当広大なフィールドが必要だし。

 現時点での車輪駆動式となると、日本国内ではかなりむつかしそう。
 北海道とかならいけるのかな?



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 おそらくこの調子だと、車輪駆動も過渡期的に考えているのではないかと推測できるので、倉田さんの頭のなかでは山林とか都市部でのサバゲーも将来的に(本気で!)想定されているんじゃないか、という気がする。

 濃厚に! (`▽´)



 いつも私のFacebookにコメントしてくれる伊藤さんによると、ワールドカップで戦えるロボットの開発がプロアマ問わず世界中のロボット学者のあいだで研究されているんだそうです。

 なんでもWCで人間に勝てれば、人間の動きは全部できることになるんだとか。

 となれば、当然サバゲーもできるわけだしな。



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  ☆だれでも操縦できるロボット


 あともうひとつの特徴として、V-sidoが採用された背景に「だれでも操縦できる」という概念もあるようで。

 倉田さんいわく、ガンダムのような特定のパイロットしか操れないものではなく、ボトムズのようなだれでも操縦できるロボット、というのが基本理念として最初から想定されていたみたいです。

 ボトムズってそういうロボットだったのか。

 友人が心酔してるのもあるしそのうち見ようみようと思ってはいるんだけど、実際のアニメは見たことないから知らなんだ。(^_^;)



 1億円超のクラタスは私でなくともさすがにおいそれと購入できるシロモノじゃないけど、一家に一台ロボットが、てな時代もそんなに遠くはないのかなあ、と改めて思える話でございますな。








  ☆次回予告


 本日も充分以上に紙幅を費やしてしまいましたので、当初の予定ではこの記事で言及するつもりでいたV-Sido開発者・吉崎航さんについては次回更新時に、ということにいたします。

 もちろん、吉崎さんも倉田さんに負けず劣らずの実力者。
 ただしその様相は一見、倉田さんとは真逆。

 とはいえおそらく、魂の奥底には共通し共鳴する熱いものが。

 そして二人とも、無類のロボット好きであることは間違いなし!



 というわけで次回につづく。本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。明日もお楽しみに!
 それでは、また~(^_^)/~~






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