2015/06/11

悪意と無神経にどう対処するつもりなのか? 自動化社会の分岐点(その3)


 ちょっと想像しただけでも問題点はいろいろ。
 青木無常でございますよう。



Amazonリンク




 さて、前々回では「自動運転」車の現状について、前回ではロボットタクシーの問題点について触れましたが、本日はもすこし別の視点から。

 法整備以外にもいくらでも問題点は想像可能。

 なので、今回はその点について野次馬的にふれておきたいと思います。


Amazonリンク





  ☆自転車の動きは予測可能か?


ITmedia ニュース 2014年04月29日 07時50分
Googleの自動運転カー、道路工事や歩行者にも対処(動画あり)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/29/news010.html


 こちらの記事では。

 市街地での交通は(人間にとって)予測できない事態が多いことが多いはずだが、データ分析の結果

人間には混沌に思えるような状況でも、コンピュータにとっては予測可能であることが分かったという。
と、紹介されている。
 ホンマかいな、と突っ込みを入れたくなる状況である。



 たとえば、上のニュース記事中でも紹介されているこちらの動画を見ると…

 自転車(の動き)を解析しているとおぼしきシーンがあるのだが…


Google Self-Driving Car on City Streets




  ☆自転車は車道を走るのが基本


 このほどの法改正でも、自転車は車両であり車道を走行することが義務づけられていることが強調された。

 今後日本でも、車道を走行する自転車は増えるだろう。

 この点に関して、自動運転車がどう対処するのかに、激しく疑問を抱かざるを得ないのでありますよ。



Amazonリンク





  ☆やりたい放題の自転車走行


 私は交通誘導警備員という職業柄、車道を走行する自転車の無法っぷりには日々冷やひやさせられっぱなしであります。

 逆走や前兆なしでの車線変更(もちろん当人は後方確認すらしていない)など日常茶飯事。

 そんな状況を日々眼前にさせられている身からすると、こういった事態をソフトの自動判断に任せられるものなのか? という疑問はあまりにも大きいです。



Amazonリンク





  ☆現実のドライバーがどう対処しているのかというと…


 自転車の予測不能な無法運転に対し、現状、人間のドライバーはどう対処しているか。

 その方法は、おおまかにふたつ。

 無理をするかしないか。



 中途半端な低速でふらふらと走行する自転車を、いらいらとしながらも待つか大きく回避しておきざりにするか。

 ぎりぎりで避けていくドライバーもいますが、これも「無理をする」タイプに分類していいでしょう。


Amazonリンク



 片側一車線しかない道路で自転車を「大きく」回避するとなれば、中央線を逸脱して逆走側に大きくはみ出す危険を冒さなければなりません。

 二車線以上ある道路であっても、律儀に車線変更のウインカーを出してから移動を開始するドライバーはあまり見かけない。

 たいていは大げさに膨らんで不必要にエンジンをうならせながら加速をしている。

 まるで自転車に対して、不機嫌を見せつけるかのごとく。

 まるで、というよりは、あからさまに、あるいは積極的に、と表現したほうがよいのでしょうな。



Amazonリンク





  ☆安全策をとるとするならば、イライラは日本中に蔓延する


 機械のソフトに、こんな運転をさせるわけにはいきますまい。

 ソフトの判断に、交通法規を無視するという選択肢を入れこむわけにもいかないでしょう。



 となれば。

 自転車を見かけたらその走行状態にあわせて安全策をとることにならざるを得ないんじゃないですかね。


Amazonリンク



 追いぬきをかけるにしても、徐行状態でいくことになりそうな。

 どう動くか予測もつかない自転車に対して、交通法規に違反しかねない追いぬきをかけるようなマネはちょいとできないだろうから、いきおい、自転車のペースにあわせる以外に考えられない。

 …のではないでしょうか?



Amazonリンク




 となれば、最悪、自転車が消えうせるまでのろのろ運転しかできないのではないか?



 考えてもみてくださいよ。

 自転車なんざ、日本全国どの道路にもはいて捨てるほどいるでしょう。



 特に学生がいっせいに出てくる下校時間とかとなると、もう…



 このあたり、自動運転車業界はどう解決する算段なのか。
 非常に。非常に興味がくところでありますよ。



Amazonリンク





  ☆無秩序の秩序化は可能か?


 あるいは、人間には無秩序としか思えない自転車の行動を秩序化…つまりパターン化してソフトに組み込むか。

 これなら上にも紹介したとおりありそうカモ、ではありますがね。

 解析してみたらパターンはかなり限定される、とかね。



 ただまあ。

 渋谷のスクランブルとかでよく思うんだけど。
 これってブラウン運動だなって。


Amazonリンク



 ブラウン運動って覚えてますか?

 液体の中に粒子状のものを仕込むと、無秩序にぶわぁっと広がっていく、というあの理科の実験。

 実際に人間の動きが物理的にそれに該当するのかどうかは知りませんけど、正直、あの無秩序さ、無法っぷりは私にとっては混沌以外のなにものでもない。

 ああいうのをパターン化できるとは、ちょいと想像の外なんですよね。



 まあ物理学者ってのはそういうのにパターンとかを見出す変態の謂、という見方もできるから、期待くらいはしてもいいのカモしらんがな! (`▽´)



Amazonリンク





  ☆自転車以外にも無法・悪意は枚挙にいとまなし


 で、現状、テストされている無人車は事故を起こしていないのか、というとそうでもないらしいことも判明している。


ITmedia ニュース 2015年05月14日 09時05分
暴かれた事故 Googleの自動運転車、安全性に疑念も 「過失なし」を強調
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/14/news057.html


ITmedia ニュース 2015年05月12日 07時45分
Googleの自動運転カー、公道での270万キロ走行で11件の“もらい事故”
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/12/news043.html


 グーグルが公表したくなかった理由も充分に納得できそうですがね。


Amazonリンク



 こすったりぶつけたりで、しらんぷり。
 相手が無人車だったら、よけいにね。

 人間とちがって車ならナンバープレート記録できるし、特定はかなり容易だろうからあとは法整備だけだろうけどね。






 ま、自動化がこのまま進めば車のバックとか縦列駐車とか車庫入れは、かなり楽になりそうな予感はありますかね。

 てか、そのあたりは正直すでに、完全自動化しててもおかしくないくらいだと思うんだけど…



Amazonリンク




 機械が人間の「生活」を肩代わりしてくれる日は、近いのか遠いのか。

 そもそも人間は働くべきだとかいう歪み切った倫理観が、現実という壁の前に長年立ちはだかってきている以上、この点をクリアできるのかどうか自体に私は悲観的に疑問を抱きつづけてもいますから。




 ああ、今日の「悲観的」は正しい用法だったな。(`▽´)



 悲観しようが楽観しようが現実は現実なので、本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~




Amazonリンク








0 件のコメント:

コメントを投稿