2015/03/15

風で地雷原を動きまわる安全かつ安価なアフガニスタン発の地雷除去装置


円盤状の何かが無数に突き出た巨大な球体。
地雷除去装置には見えません。
青木無常がご報告いたします。


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地雷というのは凶悪きわまる兵器。

一度埋められたら、爆発するまで気づかないことも。

かつて戦場であった場所に埋められているため、近隣に住む住民が被害にあうこともあるようです。



これを安全に(そもそも安全かどうかの保証もどこにもないわけですが)除去するためには、たいへんな費用がかかる、とのこと。



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そんな、戦争の歪んだ狂気と凶悪さ、無意味さが形をとってこの世に現れたあまりにも理不尽な兵器を、あたう限り安全に、そして廉価に除去するための装置が、アフガニスタン出身のデザイナーのかたによって制作されました。


NAVER まとめ 2015年01月08日
美しい…デザインが命を救う!!最新地雷除去装置「Mine Kafon」がすごい!!
http://matome.naver.jp/odai/2142065039934755601


砂漠をころがりながら地雷を除去する装置。
その名も「Mine Kafon」。


Mine Kafon (Teaser)



ころころと地雷原をころがりまわって、突き出た“足”が地面を押しつけると自重で地雷が爆発する、という機構のようです。

構造は単純。
中心にボールがあって、その周囲に竹でできた“足”をとりつける。

GPSが搭載されていて、地雷が埋まっている場所を特定。
除去の進み具合も記録していくそうです。

一体で3~4基の地雷を除去できるのだとか。



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むかし、望月三起也先生の不朽の名作である『ワイルド7』という漫画がありました。

その「緑の墓」というエピソードで、周囲を地雷原に囲まれた刑務所を攻撃する、というシーンがありまして。

主人公チームの一人が重機を改造して先端にチェーンをたらし、その重さで地雷を破壊して地雷原を突破する、というアイディアを実行したのですが…

うまいアイディアに見えて、実は地雷を一個破壊したらあとはもう単なる重機。
地雷探知の役にはもう立たない、という展開になっていました。

アイディア倒れの典型かと思いきや、その後の展開の伏線ともなっていたわけですが。



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重機ならともかく、竹とゴムとプラスチック、少量の金属でできたものであれば、破壊されることを前提にして使用することも充分に現実的。



ただまあ、これだけの大きさのものだと、動力が風だけでは心もとない感じにも見えますね。

実際、動画では初期段階は手で押しているようにも見えます。



まあ人間が情報と経験と勘だけで地雷をさぐることを考えれば、画期的なアイディアであることはまちがいないですし。



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むかし、カンボジアにアンコールワットを見にいったとき、地雷で手や足をなくした元兵士のかたなどあちこちで見かけました。

同行してもらったガイドのかたも地雷の凶悪性をくりかえし強調していらっしゃいました。



設置する側は設置しっぱなしで責任もとらない。



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その尻ぬぐいで命をかけて地雷を撤去なさる専門家のかたの負担も、この装置なら大きく軽減してくれそうですな。

ま、職業的にそういうことをやっておられるかたがいるとしたら、その仕事を奪うことにもつながるのかもしれませんが…まあ、命にはかえがたい、ということで。



武器はフィクションの中だけで、ということで本日はこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとう。
それでは、また~(^_^)/~~




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