2013/03/24

漫画家いわしげ孝さん死去

ご訪問、コメント、ありがとうございます。
青木無常であります。



漫画家いわしげ孝。
といっても、
あまりご存知ではないかしもしれませんが。

肺がんで闘病中だったそうですが、
6日に死去した、とのこと。


読売新聞 2013年3月23日11時18分 の記事
「ぼっけもん」漫画家のいわしげ孝さんが死去


いわしげ孝さんに関しては、
正直な話、私もあまりくわしくは知らないんですが、
『ジパング少年』という、
管理教育をテーマにした漫画は全巻そろえていました。



この『ジパング少年』という作品は、
とっかかりから、
南米からの帰国子女である少年がいじめの標的になる、
という展開がありまして。

ペルーという、特殊な国からの帰国子女、
というところが私にとってはまずフックとなり。

さらには、そういう特殊な環境からきた
“異人”をからかう同級生たちの醜悪さと、
主人公である柴田ハルの
まっすぐすぎる正義感も爽快で、かなり引き込まれました。





物語はその後、主人公たちが
管理教育を徹底したい学校側と強烈に対立し、
ストレートで正しい“反抗”を敢行していくのですけど、
結局、彼らが勝利することはない。

そして、それなら、みずからの手で
自分たちの「学校」をつくろうという強引な展開で
資金源として、金(きん、の方ね)を掘りに
南米へ、という明後日の方向にシフトしていきます。

まあこのあたり以降は、
結局管理教育や世の中の不正、矛盾に対する
解答が提示できなかったための迷走、
というふうに私は受け取ったのですけど。



でも主人公のまっすぐすぎる感性に
強く牽かれて、コミックスも全巻そろえてしまいましたね。

かなり以前に、古本屋に叩き売ってしまったので(^_^;)、
いま手元にないのが残念ですけど。



まあ、この『ジパング少年』という作品は、
いわしげ孝さんの代表作というわけでもないみたいで、
今回のニュースにも特に名前は出てきていませんが。

他の作品も、読めばおもしろいだろうことは
おそらく間違いないでしょう。

『花マル伝』なんて、
かなり長くつづいていたっぽいですしね。 



ともあれ、私にとっては、
思い出深い創作者のひとりでありました。
享年58。
早すぎますよねえ。



死は、だれにも平等に訪れる。

でも、死に方は平等ではない。




お悔やみ申し上げます。




本日は以上です。

それでは、また。








2 件のコメント:

  1. いわしげさん同年代ちょっと上でした。
    クセのある、でも親しめる絵と、ちょっと破たんしかけるようなストーリー展開。

    残念です。漫画家さんは短命の方が多いですね。

    ジパング少年が、私もいちばん読んだかなと思う作品でした。

    追悼、ですね。

                       グランフェッテ

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    1. グランフェッテさん、でよろしいのでしょうか、コメントありがとうございます。
      本当に、好きな作家のかたが逝くたびに、なんともいえない寂寥感が迫ってきます。
      いわしげさんにも、もっともっと活躍してほしかったんですがねえ……。
      ありがとうございました。

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