2012/12/30

神の領域を侵食とか冒涜とかディストピア的な発想がまず浮かんでしまうのはなぜなんだろう?

ご訪問、コメント、ありがとうございます。
青木無常でございます。



遺伝子組換え食品。
なんか怖いですよね。

スーパーとかでも、
遺伝子組換え食品は流通していませんとか
そんな感じの文言がパッケージに書かれているものが
ちょこちょこ目に入る印象。

でも、なんで怖いのかが、よくわからない。
とにかく、なんか日本では規制されているっぽい、
“危険な技術”と見なされてる感じ。

なんでだろう、とは思っていました。

そんなところに、こんなニュースが


GIZMODO 2012.12.23 12:00 の記事
特報! 科学の力で魚に肢を生やすことに成功しました

遺伝子組換えとは直接関係ない
といえば関係ないんだけど。

ニュースタイトルを見た瞬間に思い出したのが、
石森章太郎(正確には“石ノ森章太郎”なんだけど、
われわれ古いファンにはやっぱり“石森”なんですよね) の
ギルガメッシュ』なんですよね。



 『ギルガメッシュ』



いかがわしい深夜番組を思い浮かべた場合は、
認識を改めて下さいね(^-^;)。

ギルガメッシュないと」じゃござんせん。


『ギルガメッシュ』(Wikipedia)は70年代に
発表された石森先生の作品のひとつ。

「ギルガメシュ叙事詩」(同上)という
メソポタミアの神話的叙事詩を基にして
SF的に展開された作品で



たぶんそんなに有名ではないと思うけど、
私的には石森フェィバリット作品の中に
必ず入れたい逸品のひとつであります。

この作品中で、物語の中核に位置する
「ギルガメッシュ」という名の少年がいて、
主人公の姉である紀代子をむりやり
モノにしてしまう、という(^_^;)。

当時思春期の少年だった私には
非常にリビドーを刺激されまくった
シーンがあったのですけど(^_^;)。



たしか、その連載第一回目のシーンのラストに、
紀代子を抱いてしまったギルガメッシュと
まったく同じ容貌の、
“10人のギルガメッシュ”が登場する。

当時としてはまだ目新しい
“クローン”の概念を取り入れた展開で、
私もこの作品で初めてこの言葉を知ったのではないかと
記憶していますが。

私の記憶があいまいなので、
もしかしたら勘違いも入っているかもしれませんが、
10人のギルガメッシュが同じひとつの感覚を共有しているなど、
今考えると科学的に「?」な部分もあったような気はします。

が、おおむね、作品全体に科学
(というか、オーバーテクノロジー)に対する、
危機感というか、負のイメージが漂っていました。

特に、複数の生物を組み合わせて作り出された
“キメラ”がいかにも禍々しく
語られていたように記憶しています。




 科学技術へのトラウマ


石森作品に限らず、思えば我々の接するフィクションの多くが、
“最新技術”や“超技術”への危機感や不信感を
どこかに潜ませていたり、
あるいは真正面からテーマとして掲げていたりする。

これは、やはり私が子どものころ社会問題となった
“公害”という、人為的に起こされた悲惨な災害が
トラウマとなって社会に根付いているからなのか。



SFという分野に
科学礼賛からディストピアが混入し始めたのは
いつごろからなのか(あるいは、最初から内包されていたのか)は
私にはよくわかりませんが。

科学技術に支えられたバラ色の未来、という
ユートピア幻想はもはや社会の中核には見当たらず
そこからもたらされる思わぬ問題や災害などの
マイナス部分に、むしろ焦点は向けられている部分が大きい。

つぎつぎに開示される新技術は
あっというまに日常に組み込まれて陳腐化し、
しばらくもしないうちにクローズアップされる闇の部分。

むろん、そこには、元来、白も黒も存在しない技術に
人間が“黒”い意図や用法を付与するという
技術ではなく人間主導の“闇”もまた
拭いがたく、また少なからず存在はしますが。

不可逆な悲劇をもたらした公害や、
繁栄と引換に未曾有の死者を
いまだに生み出しつづけている交通災害など
繰り返してはならない、また早急に抑止すべき問題も
確かに存在はする。


 
しかし、検証もなしに疑惑の色眼鏡が
反射的にかかってしまうこともある。

遺伝子という領域に、
私は特に強くそれを感じているのですが、
いかがでしょうか。




 遺伝子組換え食品は怖い?


遺伝子組換え食品。
なんでだか知りませんが、
“危険なもの”という印象を抱いているのは、
私だけではないと思いますが、どうですか?

Wikipediaでざっと見たところ、
具体的な安全性の損失に関わる事実というのは、
ほとんどないように思われます。

もちろんWikipediaを無批判に受け入れること自体、
危険な行為であることはわかってますけど。

ちょっと横道に逸れますが、
じゃ、書店で売ってる本の“権威”や“正確性”に
どれだけの信をおけるのか、というのは、
前から思っていた疑問ではありまして。

別にWikipediaに間違った記述が存在している可能性も
そこらに書店に“本”として出版されているものの
記述の正確性も、本質的にはたいして変わらない。

……と、私は思うのですけど、
なぜか世間では、メディアとしての
Wikipediaの危険性ばかりが喧伝されているような
印象があるのですが、どうなんですかね。



 
話を元に戻すと、
遺伝子組換え食品とか、遺伝子組換え作物とか
何か具体的な問題点。

ご存知でしょうか?

私はきいたことがありません。

ただ、スーパーで、
なんだか消費者の危機感を煽るような文言が
食品のパッケージに印刷されているのを
たまたま見かけたことがあるだけ。

ニュースなどで、何かそういったたぐいのものが
まちがって流入してしまったとか、
そういうものも見たことがあるかもしれません。

それだけで

“怖いもの”
“日常に入ってきてはいけないもの”

そういうイメージが醸成されてしまっている。

これは、よい状態とはいえません。



で?

じゃあ、どうすればいいの、と思われたでしょうが。

申し訳ない。
私の悪いくせなのかもしれませんが(^_^;)。

現時点では、解決策はありません。


 買ってはいけない、は買ってはいけない、は…


『買ってはいけない』
という本がむかし売れていました。

なんか危険な添加物とかが入った食品が
メジャーに流通しているけど、
実はそういった食品にはこんな害がある。

という感じの本でした。
まあ正確にいうと、食品だけではなく、
さまざまな製品の問題点を取り上げたもので、
“商品の安全性”がテーマ、ではありました。



ですが、この本の内容自体、科学的な誤認が
数多存在するらしく、
それを指摘した『「買ってはいけない」は買ってはいけない』
などという本まで出版される始末。 



 
このヘンなスパイラルの原因は、
危機感を煽る内容自体に誤認が存在、
という点にあることは明白ではあるのでしょう。

が。

われわれ一般の人間が、
科学的に正しいかまちがっているかなど
どう判断すればよいのか。

勉強すればよかろう、という論調は無意味。

われわれの能力には限界があるし
(でなければ、受験戦争は全員勝者でそもそも無意味になる)、
使用できる時間も限られている。

なにより、モチベーションという堅牢な壁が
われわれの向上を大きく阻んでいる。

モチベーションがあれば、
どんなことでもできる――とまでは言わないけど
驚くほどいろいろなことを突破できるだろう、
という考え方には異論はありませんがね。

だからこそ、の話。






 もはや情報ビッグバン


『「買ってはいけない」は買ってはいけない』とか、
と学会(Wikipedia)とかの論調だと、
いろいろなものにきちんと疑問を持ち、
正しく解釈すべき。

そして解釈する方法はどこにでもある。

という“要求”が堂々と記載されていますが。



あんた、そんなもん、
われわれ一般人に要求されても……
と苦笑まじりにあきれるしかないです。

そんな時間も能力も労力も
そしてモチベーションも。

ありゃしませんよ、一般の人間には。

それに、ある分野では一般人ではなかったとしても、
その分野以外でも尋常ならざる能力と情熱を発揮して
あらゆる分野で正確な判断を下せる――

そんなレオナルド・ダ・ヴィンチみたいな人間は、
そんなにたくさんは存在しないですよ。

そんな要求するんだったら、
まずわれわれに、全能人になるよう
教化していただけないですかね。




という感じで。

情報は、ある。

ただ、その情報をどうやって見つけ、
取捨選択し、
血肉として摂りいれていくか。

その指針が、欠けている。

というか、そんなことはそもそも不可能。

と、われわれ一般人は
無意識に判断しています。




ほんとうに不可能かどうかは、
わかりゃしませんがね。
可能だとしても、ここでもまた、
どうやればいいのかわからない。




ニュース記事の内容とはかけ離れた場所に、
着地してしまいましたが(^_^;)。

でもまあ、私が
今日紹介した記事のタイトルを見たときに
感じたものの正体は、
突き詰めると、こういう方向にあるわけです。

魚に足?
進化?
人工進化?
神の領域。
危険。



『ギルガメッシュ』はハッピーエンドの方向に
終わりを迎えますが。

グレッグ・ベアという人が書いた
ブラッドミュージック』という作品もあります。
まあこの作品の終わり方が、
科学への恐怖を描いているのか否かには、
賛否両論あるかもしれませんがね。



遺伝子組換え食品には、
どういった懸念点があるのか。

Wikipediaですら斜め読みしかできない私には、
判断のしようがない。
そして、私のこの文章すら斜め読みしかできない
……ですか?(^_^;)

まあ、個人的には、斜め読みでも
してくれるんならものすごくうれしいですけどね。



解決の糸口すら。


なので、もちろん結論なし。
です。(^-^)



関係ないけど、こんなものもあるんですね。ちょっと聴いてみたい…
 


というわけで、本日は、このへんで。
それでは、また~(^-^)/~~








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