2012/09/22

いやはや、予想もつかない展開だ>「マジすか3」第十話で驚きの構成内容が明らかに


ご訪問、コメント、ありがとうございます。
青木無常でございますよ (^-^)/。



いやはや。
「マジすか3」

すさまじい展開でありました。


あまりにもすさまじい
「破綻」ぶり
あきれてものもいえねえ。

前半でわくわくしていた自分に、

そんなに期待しちゃいけないよ、と
言ってあげたい(T_T)。



いつものことですが、

ネタバレしまくりです。
これから見るつもりだったら、
以下を読むのは
絶対に第十話を見てからにしてね(^-^)。

 
スタッフに同情すら覚えるヴァカっぷり

そもそも、前半で期待させられたのも、

予想もつかない構成っぷりだったから。

今から考えれば、脚本家も

予想もついてなかったんでしょうね。
でなきゃ、こんな
ヴァカ展開
脚本家の
頭の中身悲惨すぎる。



物語というのを構築するのに、

感情を抜くのは理にかなっていない。

理にかなっていないことを

わざとする場合もあるが、
そういう場合でも計算がなければ、
おもしろくはならない。

このヴァカ展開には計算はかけらもない


その場しのぎで、しかたなくこんな風に
なってしまったに違いない。

 
具体的には描写不足・展開不足

チームハブのため、

拳をまじえてきた大切な仲間のため、
負傷した腹をどれだけ痛めつけられようと、
仲間のために立ち上がる!

これがパル
(島崎遥香 )の側の感情のフック。
これは構成的には問題ない。
一応、全員との“絆”のエピソードは
描かれている(不足に感じられる部分も
なくはないが、許容範囲としてもいい)。




見ている側のハートにこないのは、
キャストの演技力不足、
ということで考えれば
スタッフに責を負わせるのも酷。

(もっとも、私は演技力のよしあしなど

よくわからないので、何となくそうなんじゃないか
という気がしないでもない、という程度ですけどね(^_^;))



問題は、チームマングースの側だ。

前回の第九話では、
入山杏奈
の美女顔と
おちついた演技に引っ張られて、
かなり見られる形になっていた。

が、今回、マングース側の他の六人

(ミユ(竹内美宥 )は除く)
に視点を移したことによって、
“絆”に関するエピソードが
皆無であることが露呈した上で際立ち、
結果としてきわめて空々しい展開に
なってしまっている。

チームマングースの六人が、

倒れているアンニンに向かって
「アンニンさん!」「アンニンさん!!」
と、エールを送れば送るほど、

自分の命おしさに「必死だな」状態に
なっているようにしか見えなくなってしまう。

感動にはほど遠い脚本のまずさ。


唯一、ミユだけが物語の構成に

忠実に展開しているが、それはもちろん、
このミユに関してだけ、パルとも、アンニンとも、
“絆”がきちんと描かれているから。

いや、「きちんと」と言ってしまうと、

誉めすぎかもしれないけどね(^_^;)。

他の部分があまりに「ずさん」なために、

ちょっとまともだと
恐ろしくしっかりしているように、
見えてしまっているだけかも。




 キャラの立て方は見事だが……

繰り返す。

その場しのぎでしかたなくこんな風に
なってしまったに違いない。

気の毒な話だ。

でなければ、物語を考えた人間の

頭の中身気の毒すぎる。



そもそも、バンカー(
山内鈴蘭 )にしろ、
それ以前のすだち(市川美織 )と
ショッカク(加藤玲奈 )にしろ。

そしてメッシ(
高橋朱里 )とヤギ(永尾まりや )にしても。

キャラは立ちすぎるくらい立っている。

何のために立てたのか、という感じだ。

バンカーは勝手に独断先行して

アンニン(入山杏奈)にぶっとばされているが、
この構成も無駄だ。

機嫌を悪くしてミユに八つ当たりさせ、

でも、実はミユが一番強くて、
バンカーは単に見逃されていただけ。

というあたりの小ネタで、

百パーセント無意味、とはいえない。

しかし物語全体の中でいえば、

瑣末事に終始して、
大勢にはまったく影響が見られない。
単に山内鈴蘭の
イメージを悪くしただけだ。

メッシとヤギに至っては、

物語中盤で展開された
“意地くそ悪い”悪巧みが
中途半端に取り上げられただけで、
せっかくうまいこと描写した“性格の悪さ”が

宙吊りのまま。

アンニンにぶっ飛ばされて

機嫌を損ねたバンカーにしろ、
性格の悪さだけが強調されて
それを補正するエピソードがない
メッシとヤギにしろ、
「アンニンさん!」とエールを送る姿に
感動しろという方が無理な話。




 キャラ資源の無駄使い

もうひとつ。


特にマングース側の各キャラ設定が

活かされていない。

これも構成のまずさ、でたらめさのせいだ。


物語の鉄則として、

銃を出したら、それは最後までに
絶対に撃たれなければならない、
というものがある。

むろん、最後まで撃たれなくとも、

きちんと計算して展開すれば
問題ないどころか、
その鉄則を逆手に、撃たれないことで
おもしろくなる、という見せ方もある。

しかし、この「マジすか3」では、

撃たれない銃が多すぎ!
(しかも計算はかけらもなし)

たとえば、すだちとショッカク。

この二人は、シンクロした
すばやい動きで相手を幻惑するのが
真骨頂、という設定だろう。

バトルの際の動きはシンクロしているのに、

普段のやりとりはちぐはぐで、
仲がいいのやら悪いのやら
よくわからない――

という対比は確かにおもしろいのだが、

これはあくまで
準備段階

実際には、この二人は

バトルの前段階しか披露していない。
設定だけあって、それが展開されていないのだ。




 印象的な脇役同士のバトルを見たかった……

小耳
(矢神久美 )のような小物はともかく、
せっかくウルセーヨ(島田晴香 )・テツヲ(
阿部マリア )
のコンビにからませて幻惑させているのだから、
タッグで激突させれぱよかったのに。

パル対ミユに一話分使うくらいなら、

それくらいの尺は捻出できないこともあるまい。
そもそもパル対ミユは冗長に過ぎたし、
削っていい部分、圧縮していい部分は
他にもあると思う。

ウルセーヨ・テツヲと

すだち・ショッカクであれぱ、
脇役対脇役。

それも、雑魚とはいえない脇役。


ということで、尺はとらず、

コンパクトにかつ印象的に展開させれば、
充分にすだち・ショッカクの
バトルシーンも立つだろう。

二人がハブ側にやられれば、

アンニンの勝負も“仇討ち”の要素が加わるし。


 
物語上でも現実でもワリ食ってる“バンカー”

バンカーもバトルシーンがない。

すだち・ショッカクとともに小耳を
袋にしたことを暗示するシーンと、
アンニンにぶっ飛ばされるシーンだけ。

登場の仕方や小耳を追い詰めていく過程は、

あまり小物とはいえない描写なのに、
その後、一気に小物扱いに貶めたあげく、
アフターケア一切なし。

アフターケアってのは、


・小耳がバンカーにやられっぱなし。

・バンカーはアンニンにやられっぱなし。

この二つの
結び目が、解かれていない点。

小耳が“筋”を通して

パルにもたれかかるシーンはよい伏線。
それを遠くから
ダース(
大場美奈 )が見るのもいい。

結び目としては最高。


ここでダースの想いとして、

こいつも自分を見捨てて
パルに乗り換えるつもりか、
という葛藤が生まれ、
パルとのタイマンで負けることで
それが解消される……

この部分の結び目は確かに、解かれている。


だが、小耳の仇を

どうして誰にもとらせないのか。

まあ物語の流れに埋もれているので、

この部分は致命的なミス、
とは言えませんけどね、確かに。

でも、バンカーはパルか、

もしくはダースと戦って、敗れるべき。

敵方の大将もしくは

大将に匹敵するクラスの大物と
正面からぶつかって倒される。

その後に、さらにアンニンに

軽く小物扱いされる。

この構成なら、一度上昇しているので、

その後の凋落ぶりとも対比となり、
ショッカクにバカにされる展開も
より活きてくるだろう。

小耳の仇もしっかり取れるので、

こちらの結び目もきちんと解ける。




パルではなくダースの名前を出したのは、
ダースと小耳のあいだにも
“絆”が描かれているからであり、
パルが仇をとるべきところを、
ダースが横から出ることによって、
ダースの側からの小耳への“想い”をも
表現できるからだ。

その後にダース対パル、

という構図で展開させれば、
より各人の“想い”も際立つだろう。

小耳の回は、矢神久美の演技がすごくて、

たいへん見ごたえがあったので、
この部分を削るのは確かに惜しい。
だがその次の、ダースの回を圧縮して、
バンカーと対決するシーンをどうにか
ねじこめなかったものか……。

 
性格の悪い二人もどうにかしろ

メッシとヤギ。

実際、この二人は扱いが難しい。
メッシがパルに罠をしかけて、
全面戦争を画策するという展開は
意外感があっておもしろかった。

だがここでできた
結び目も、
中途半端に取り上げられて

解かれていないまま。

どう解けばいいのかは、

確かにかなりの難物だ。

アイディアが出たとしても、

それを詰め込む尺を捻出するのも
大変そうであるのは間違いない。

だからといって、せっかく立てた

メッシとヤギのキャラを

宙吊りにしておくのも
いかにも、もったいなさすぎる。




この先の二話がどう展開するのかも
よくわからないが、もう期待はしていないし、
わけのわからないまとめ方を
二話分使って行うよりは、
メッシとヤギをもう少し
展開させてもよかったのでは、と思う。

もちろん、アンニンもからませて。




で、バンカーと比較して、

この二人がアンニンから
甘やかされているようにしか見えないのも
問題がある。

アンニンの性格からして、

二人が“使える”から大目にみる、
というような設定は成り立たない。

勝手に独断先行したのはバンカーと同じなのに、

罰を与えられないどころか、
メッシの思惑どおりにアンニンが動いてしまうのも、
物語の構成としては感情的にきわめて“いびつ”。

従って、ここでもバンカーの“不満”が

宙吊りのまま放りっぱなし。

 
☆ジョビジョビッチにいたっては……

ジョビジョビッチ(
村重杏奈 )は
ネタしか出てきていない。
態度からして、バンカーに負けないくらいの
“格”は示しているが、
ロシア語がらみのギャグシーン以外、
まったく動いていない。

もっとも、

このキャラにも活躍させようとするなら、

尺が決定的に不足することは
一目瞭然であることは確かですがね。



以上、

不満なのは、キャラ設定がかなり
おもしろくできているから。

そして、おもしろくできそうな伏線が

いくつもいくつもあるのに、
それらが全然活かされないまま、
意外感だけがあって
その意外感の解消もきちんとされずに
物語が収束=終息しつつあるから。

あえて大げさにいってしまうが、

素材は極上。

その極上の素材を

時間がないから行き当たりばったりに、
奇抜な味付けで料理しようとして、
収拾がつかなくなっている。

という感じ。


あまりにももったいなさすぎるのですよ。


残り二話で、きちんと

解かれていないすべての結び目=“感情”に
決着がつけられるとも到底思えない。

まあ、どうお粗末に展開するのかが

非常に気になっているし、
見ますけどね、最後まで。

 
☆で、文句たらたらの中身なんですが

もう苦情しか書いてないんですけど、

実をいうと。


今回はおもしろかった。

物語の破綻ぶりも
ある意味おもしろかったんですが(^_^;)、
ここまでの“文句”は、
実は物語前半部分に集中している。

物語後半は


・所長の裏切り

・ノブナガ(
松井珠理奈 )の動向と
看守長たちの右往左往ぶり
・パルたちの“絆”の再確認と反撃
→マングース救出と共闘

とダイナミックに展開し、堂々の“王道”ぶり。


あげくに、追い詰められたシーンで

ノブナガ登場からの、
大どんでん返し!

看守長や所長が
間抜けすぎる点は、
この場合はむしろプラスポイント。

文句満載の前半部にしても、

ここまでの仕掛けがダメなだけで、
今回だけ切り取って感情部分を補正してみれば、
実は
文句なしの王道展開

まさしく水戸黄門の印籠満載。


だから、物語としての成立に関しては、

もう期待感粉砕されまくってるけど、
おもしろさは損なわれていないという、
不思議な事態になっているのですよ。
実は。

奇妙な話ですが。


ただ、この先二話もあるのに、

どう展開させるのかが
やや疑問ではありますが……。

残っている謎は

パルへの謎のメッセージである
「お前の探し物はこの中にある」
の意味と、それが誰からのメッセージであったのか。

あと、結局ピース
(木崎ゆりあ )は
敵なのか、そうではないのか。




ピースが裏切り者ではないとしたら、
若干彼女の扱いも平坦で、
おもしろみに欠ける、という気は
しないでもないですけどね(^_^;)。



というわけで、

さんざん文句たれまくったわりには、
実は来週も心待ちにしているのであります(^_^;)。



本日はこのへんで。

それでは、また~(^-^)/~~





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